女性のあした大賞ラベル

新しいライフスタイルに合わせた住宅のカタチ

老後のひとり住まいの不安を解決🏠「ヘーベルVillage」

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ヘーベルVillage/旭化成ホームズ株式会社

受賞理由
2030年には、3人に1人がシニアとなるにも関わらず、賃貸住宅への入居を断られる高齢者が後を絶たない社会課題が起きています。この現状に寄り添い、「設計・相談員・しかけ」の3方向から不安を解消する賃貸住宅は、ミドルシングル層の女性から共感が集まりました。

3人に1人が高齢者になる時代に向けて

「高齢者・シニア向け賃貸住宅ヘーベルVillage」は、2005年に一棟目を竣工してから来年で20年目を迎えます。

現在は1都3県で2,000戸ほど提供していますが、ヘーベルVillageを提供するにあたり着目したのは、介護認定を受けていない、元気な高齢者の住まいがどのようになっているかという点でした。

調べてみると、約6割の方が築40年以上の戸建てに住んでおり、老朽化はもちろん、病院やスーパーが遠く、坂道があり行き来しづらいなど、建て替えやリフォームなどでは解決できない問題を抱えていました。

にもかかわらず高齢者の住まいは、自宅か介護施設かの二者択一しかなく、元気な高齢者たちに応える住まいがありませんでした。

“安心”を住宅を通して提供する

そのような背景から、自宅と介護施設との間に位置する元気な高齢者のための住宅を作ることに決めた
と担当者は語ります。
この住宅の大きな特徴は、自宅でやりにくくなってきたことが「ヘーベルVillage」でなら元気に続けられるよう応援するメソッドを用意していることです。

たとえば設計の部分では、「出かけたくなる立地」としてスーパーが近く、散歩もできる場所を選んでいます。

室内もキッチン、洗面、トイレなどが付いて1LDK~2LDKと広く、一般的な介護施設が18㎡ほどの面積だと考えると、「ヘーベルVillage」の広さが想像できますね。

さらに社会福祉士等の資格を持った相談員が、毎月1回訪問し、居住者の方の不安解消に努めたり、入居者同士の交流を促すきっかけ作りも設けています。

ヘーベルVillage1


万が一の時には、「見守り・駆け付けサービス」もあります。

何かあれば自分で緊急通報ボタンを押したり、万が一倒れてしまった場合でもトイレと玄関に付いているライフリズムセンサーで感知され、12時間以内には警備会社のガードマンが駆け付ける仕組みとなっています。

人生100年時代と言われるなか、これまでのように住まいに生き方を合わせていくのではなく、生き方に住まいを合わせていく時代が来ています。新しいライフスタイルに合わせた住宅のカタチ。住むのがなんだか楽しみになってきますね。

HERSTORY REVIEW vol.79 掲載

元気なシニアの暮らしを守る

ヘーベルVillage
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